タクシーと讃岐うどん

先日、夫がめずらしく深夜に帰宅した。

終電で帰宅する時間までは待っていたが、先に寝てしまった。

当然、帰宅はタクシー。

次の朝起きると夫は、開口一番、「昨日、タクシーの運転手さんにうどんもらっちゃったよ~」と言う。

テーブルの上には讃岐うどんが2つ。

のしがついているってことはお歳暮?

なんでも信号待ちのときに運転手さんが、「このうどんおいしいですからどうぞ、どうぞ」とくださったそうな。

それからその運転手さんは、「おいしんですよ~、ほんとうに」としばらくその讃岐うどんについて語ったとか。

さて、讃岐うどんと言えば、その原料の小麦のほとんどをオーストラリアから輸入している。

今年、オーストラリアは100年に1度ともいわれる旱魃に襲われ、小麦にも相当の被害が出ている。

来年オーストラリアは、小麦輸出国から輸入国へとなるらしい。

讃岐うどんピンチ!となるかもしれない。

日本の食料自給率は40%。

ちなみに小麦は14%。

グローバリゼイションが進む中、「食料はお金を出して買えばいい。食料自給率が低くても問題ない」と言う人たちもいる。

「安い食料を輸入することは、消費者の利益になる」という声もある。

お金を出して買い続けるには、「強い国」であり続けなければならない。

「強い国」であり続けるには、「強い国民」であり続けなければならない。

「弱さ」を置き去りにして生きていくことで、行き着く先に待っているものはいったいなんなのだろうか?

はたしてそれは、本当の豊かさをわたしたちにもたらすのだろうか?

そんなことを讃岐うどんを前に思ったわたし。

それはともかく、吉井タクシーの運転手さん、うどん本当においしかったです。

ごちそうさま♪

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ジャガー横田さんとフンザ

「フンザという言葉をお聞きになったことはありますか?」

数日前にブックオフで「身土不二   自給なき国は滅ぶ」チェジンホ著  という本を買った。

タイトルに惹かれ手にしたのだが、ページをめくると「フンザ」の文字が。

1ヶ月前に初めて「フンザ」という土地の名前を聞いたわたしは、そのときに詳しい話を聞いたわけでもないのに、この地名が頭から離れなかった。

本にはこう書かれている。

「フンザ地方はパキスタンの保護国で、長寿地域として広く知られている。この国の人口は3万人-中略-100歳以上の長寿者が人口3万人に100人以上」

とはいえ「ただ長生きすればいいというものではない」と思いません?

本はこう続く。

「その長寿者たちは90歳を越える男性でも生殖能力があり、女性たちは50歳になっても妊娠できるという」

ウ~ン、ス、スゴイ!

さらに、1981年8月22日の読売新聞の記事が紹介されている。

その記事の内容を抜粋すると、フンザの長寿者ギラニおじいさんは、読売新聞に掲載されたときの年齢は155歳。一番下の娘はギラニおじいさんが143歳で、奥さんが63歳で生まれた計算になるという。

ちなみにその奥さんは五番目!

ここまでくると「そこまでがんばらなくても・・・」と思わず言いたくなるけれど(^^;)

でもこんなに「健康!」に長生きできれば、この日本列島の少子高齢化も解決できると思いません?

「それならフンザ食を食べてオレもがんばるぞー!」と思うのは、みのもんたさんが「ココアがいいんですよ~」と言うのを聞いてスーパーへ走るのと一緒。

「身土不二」のタイトルからもわかるように、本の一番初めにはこう書かれている。

「自分が住んでいる土壌で栽培した農産物を昔ながらの調理方法に基づいて作った、固有の伝統食を食べながら生きていってこそ、健康に長生きできるという事実を知ることは、重要な意味を持つ」と。

つまりは、できるだけ自分の住んでいる場所に近いところで採れたものを食べる、それも昔ながらの調理法でということ。

45歳で出産されたジャガー横田さんが、そうされていたかどうかはわからないけれど、無事ご出産されたこと、本当におめでとうございます!

結婚2年目で流産し、その後まったく妊娠する気配のないわたし。

ときは過ぎ、そろそろタイムリミットが近いのだろうか・・・?と思い始めていたけれど、ジャガー横田さんのおめでたとフンザパワーに勇気づけられたここ数日。

63歳は無理だろうけど、無農薬のおいしい玄米と地場野菜を食べて、あきらめずに、気楽に、その日を待つとしますか!

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おしゃべりなかぶ

先日、有機農産物を使った料理をいただく立食パーティーに参加した。

素材そのもののおいしさに加えて、料理のすばらしさ。

本当に堪能した。

中でも米粉を使ったシフォンケーキは、絶品だった!

なんでも米粉そのものから作るらしく、とっても手間がかかるらしい。

無農薬のりんごもいただいた。

りんごは栽培がとても難しく、無農薬で作るのは奇跡と言ってもいいかもしれない。

家の近くに無農薬、減農薬、有機栽培の生産物を専門に扱うスーパーがあり、農薬を使った回数や殺菌の回数が表示されているが、他の野菜や果物が、農薬、殺菌0回あるいは1回と表示されているのに対し、りんごは10回とか書かれている。

「この店で10回ってことは、普通のスパーで売られているりんごは、いったい何回使っているのだろう?」と恐ろしくなる・・・。

しかし、消費者の側の「大量消費」ということを考えると仕方のないことなのだろうとも思う。

帰りには、1,000円で有機野菜を購入した。

袋の中にたくさんの野菜が入っていた。

家に帰って野菜たちを袋から出すと、かぶが話しかけてきた(気がした)。

「わたしね、生で食べるとおいしいのよ」

言われたとおり軽く洗って食べると、口の中に広がる甘みとわずかな辛味。それは、なんとも言えない絶妙なバランスだった。

この野菜たちの生産者の方を存じ上げているが、その方の顔を思い浮かべながらの料理は、なんとも楽しかった。

「どんなふうに作ったのだろう?」「どんな思いで作ったのだろう?」そんなことを思いながら料理すると、「この野菜をどんなふうに食べてあげよう?」と考える。

わたしたちは、どこのだれが作ったかわからない野菜や果物を毎日食べている。

でも、もし生産者の方と交流があったら、毎日の料理ももっと楽しくなるんじゃないだろうか?とわたしは思う。

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キャベツの声

10月2日(月)の中日新聞に、こんな書き出しで始まる記事が掲載されていた。

「ナゴヤの強さの秘密は何か。」

それは、トヨタでしょ~!とつっこみを入れたくなるが、その記事はこう続く。

「あれこれ考えてきたが、結局、「実」へのこだわりではなかろうか。」

そして、記事では、田原市のキャベツ農家、冨田信也さんの話へと続く。

冨田さんはキャベツを出荷する時期を見極めるのに、手でそっと、押して「実」の感触を確かめていく。

5.5ヘクタールの畑の中で取りごろを迎えるキャベツを、冷え込んだ朝、手作業で収穫し、1日に2400玉を奥さんとお母さんの3人で出荷する。

5年前からは、化学肥料や農薬を半分に減らした特別栽培に取り組んでいる。

最近、冨田さんには、キャベツの“声”が聞こえるという。

「もうちょっと肥料がほしい」

「水をちょうだい」

キャベツを見ただけでわかるという。

日経新聞の6月8日(木)の朝刊には、こんな記事が掲載されていた。

「工場発の野菜 根付く」という見出しで、温度調節や室温調節、光量までもをコンピューターで制御しながら野菜を量産する野菜工場と、そこで作られている野菜のことが書かれている。

大手スーパーでも工場栽培の野菜が本格的に並び始めたという。

なにしろ「工場」だから、屋内全天候型で、季節や天候に左右されず、形も均一な野菜が作れる。

企業とすれば、価格が安定し、こんなにおいしい話はないだろう。

記事によれば、無農薬や低農薬で安心だという。

しかし・・・。

そんな工場でできた野菜にスピリットはあるのだろうか?

わたしは、ぶかっこうでもお日さまの光をいっぱいに浴びた野菜が食べたい!

天候に左右され価格が上がっても、雨を受け、風に吹かれて育った野菜が食べたい!

そして、なによりも冨田さんのような野菜の声が聞こえる人に、育てられた野菜が食べたい!

そして、いつか自分で野菜たちの声を聞きながら野菜を育ててみたいと思う。

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