水曜日は、「チョムスキーとメディア」を見るつもりでいたのだが、「ルワンダの涙」を見に行くことにしたので、映画館のはしごになってしまった(^^;)
渋谷のユーロスペースという映画館で上映されていたのだが、シートはなんだか田舎の映画館のようでわたし向き。
この映画の内容は、次の一文に全てが集約されていると思う。
『現代の民主主義国家におけるプロパガンダは、政府による検閲や悪意による歪曲ではなく、マスメディアが持つシステムそのものによってごく自然に行われている。』
昨日、NHKのクローズアップ現代で、バイオ燃料について報道された。
わたしは、“全て”のバイオ燃料を否定するつもりはない。
しかし、バイオ燃料に触れるのであれば、「地球温暖化」に触れるのと同様に、遺伝子組み換え作物に触れなければならないと思う。
アメリカでバイオ燃料の原料になっているとうもろこしは、遺伝子組み換えのものが使われている。
そして、ブラジルのさとうきび、インドネシアのパームやしは、森林を切り開いて栽培されていることに触れなければならないと思う。
日本ではこれまで採算が合わないという理由から、バイオ燃料には力が注がれていなかった。
しかし、原油高とCO2削減の問題から、バイオ燃料の生産高を上げる取り組みが進められている。
昨晩のクローズアップ現代を見ていて、わたしはチョムスキーの『現代のプロパガンダは・・・』という言葉を思い出した。
昨晩の番組では、遺伝子組み換え作物のことも、森林破壊のことも触れられていない。
それ以外の問題点、コストの問題、普及に際しての問題点などは取り上げられていたが。
本来は遺伝子組み換え作物のことや、森林破壊についても知った上で、わたしたちはバイオ燃料を受け入れるかどうかを考えなければならない。
森林を破壊し、生態系を壊して作られたバイオ燃料は、本当に環境に良いのだろうか?
「アメリカでは普及が進んでいます」
「ブラジルでは雇用を生み出しています」
「それに対して日本は遅れています」
「遅れている」、「遅れている」、「遅れている」
「だから、国をあげて取り組まなければならない」
という、刷り込みのように感じた。
チョムスキーはこう説いている。
『捏造された“世論”を疑い、他者との連帯を深める中で自分の価値観を身につけることによって、人々は知的に自衛できる』と。
できるだけ多くのアンテナを張り、多くの人と語り合うことによって、「真実」は必ず見えてくる、そう信じたい。
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